ココナラの皆さまへ



ココナラの皆さまへ


はじめて渋谷桜ヶ丘のオフィスに伺ったのは
2013年1月17日のことでした。
ココナラがローンチしてからまだ半年ばかりの頃です。
「インターンとは何ぞや」を知るために、
寒空の下マンションの外階段を4階まで登ったことを
昨日のことのように覚えています。

そもそものきっかけはFacebook。
インターンについての情報を集めようと思った投稿に対して、
南さんがコメントをしてくださったことがきっかけでした。

当時のFacebook投稿


そう、こんな感じだったのです。
偶然っぽいですよね。
実際、私はこの時のことについてよく「偶然だった」と言います。

でも今だから正直なことを白状しますと、
すいません…、心の奥底で狙ってました。

以前NPO法人Blastbeatの食事会で、起業前の南さんが
「かべちゃん(私のあだ名)だったらインターン大歓迎だよ!」
半ば酔っぱらい気味で私に言ってくださったことを覚えていたのです。
当時の私は高3だったのでそれから1年程経っていましたが、
もしかしたら南さんがコメントをくれるかもしれない、という淡い期待はありました。

結果、本当にその通りになったわけです。


そんなわけで、寒空の日に話を戻します。
インターホンを鳴らすと、南さんが快く迎え入れてくださいました。
後ろには、6畳程のスペースでパソコンに向かう方が4名。
新明さん、めいさん、増井さん、
そして昨日から入ったという社会人インターンの龍さんでした。
私にとってははじめて見るベンチャーで、
「ほう、こういう感じなのか」と素直に思った記憶があります。


時間はあっという間に過ぎるもので。
社会一般的なインターンについて、
ココナラについて、
話して頂くこと1時間以上。
結局その後串カツ屋に行ったので、
そこまで含めると2~3時間南さんとお話させていただいたように思います。

新しいカメラを手に入れて喜ぶ新明さんが撮影

2013年2月、
1月半ばに19歳になった私はインターン生として再びオフィスを訪れました。
あの日南さんのお話を聞いているうちにココナラが好きになり、
思わず「インターンをさせてもらえませんか?」とお願いしたのです。

でもいざ出勤初日になると、
心の中は自分は少しでも価値を提供できるのか?という不安だらけ。
本当にこれで良かったのか、とも思いました。
もちろん考えたって分かりません。
結局、私は自分にできることをやろうと腹をくくりました。
今思うと、私にとってこれが『会社』との初めての出逢いだったように思います。


それから半年、
オフィスがセントラルタワー付近に移るまでいろんなことがありました。

当時ココナラにあった3000のサービスを
全てチェックしてカテゴリを作った日。
『あなたをさやえんどうにします』
という意味不明サービスに爆笑した日。
オフィスに来たら新明さんが床に広げた寝袋で寝ていた日。
「ここの弁当屋のカレーはまずい」と言いながら
いつもカレーを頼むエンジニア陣を不思議に思った日。
「学生インターンでも、仕事をしてもらったらそれに見合った対価を払うのは当たり前」
と南さんに言われ、本当にお給料を頂いた日。
石原さんに届いた「その失礼な言葉を待っていたでござる。」に爆笑した日。
南さんが「めいちゃんが隣でハムスターみたいにボリボリ食べてるから」と半ギレし、
それに対してヒハラさんが「かわいいって言ってるんですよ」と訳した日。
仕事終わりに乾杯した引越し前夜。

いやぁ、楽しかったです。
たくさん笑いました。

引越し前夜

こうしてオフィスはセントラルタワー付近に移るのです。
振り返ると、私のココナラの思い出は桜ヶ丘マンション時代が
ほとんどのような気がします。

セントラルタワーに移ると、すぐにココナラは1周年を迎え、
パーティーが終わるとつーこさんが入社されました。
その後も今さんや海老澤さん、浦野さん、西川さんと、
どんどん社員さんが増え、増え、増え。
大学では「ココナラ?知ってるよ!」と言ってもらえる機会も
比例して増えていきました。

懐かしいです。
この頃、私はひたすらココナラのユーザーさんにアポを取って
インタビューをしていた記憶があります。
ココナラのおかげで夢を叶えた出品者の皆さま。
主婦から学生、会社員の方まで、
みんなことばがキラキラしてました。

ユーザーさんとの1枚

やがてオフィスはセンター街の奥に引っ越し、
またオフィスが広くなりました。
南さんのことばを拝借すると、すごろくがまた1つ進んだのです。
私はというと、インターンに行く頻度が少なくなりました。
いつも笑顔で迎えてくれる皆さまに甘えてばかりだったなぁ、としみじみ思います。


そんなこんなで今日2014年12月26日はインターン最終日。
あの寒空の日から約2年。
最初は18歳だった私も、もうすぐ21歳になります。
私がどれだけお役に立てたのか、正直よく分かりません。
でも何もできなかったとも思っていません。

私はココナラが大好きです。
「一人ひとりが自分のストーリーを生きて行く社会を作ります。」
この理念が実現されることを切に願い、信じています。
それは初めてオフィスに伺った日から今日まで、
そしておそらくこれからも変わりません。

私自身ココナラに文章リライトのサービスを出品したことで、
自分の文章への向き合い方がガラッと変わりました。
頂いた多くの機会と付随して募る自信。
好きなことがお金になる楽しさを教えてくれたのはココナラでした。


もうこれで、私を「かべちゃん」と呼ぶコミュニティとの関わりも無くなります。
元インターン生として、1人のユーザーとして、
これからもココナラを応援させてください。
2年間、本当にありがとうございました。

また飲み会に呼んでくださいね!



かべ


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