あっという間に日が沈んで、 窓から冷たい風が吹き込んでくる。 真ん丸な月をみて、秋が来たんだなぁと思った。 瓶に詰めた夏 何かを得ることは、何かを捨てること。 全部欲しいと思っても、 体一つと二本の腕では到底持ちきれない。 ...
世の中には似非「常識」 が溢れてる。
金曜日の阿蘇。 遠くに見える阿蘇山からもくもくと煙が上がる。 熱された太陽が照らす中、 冷たい風が草千里を駆け抜けた。 頭に浮かぶのは、昨晩偶然出会った人たちから聞いた話。 ある日本人女性は 好きなゲストハウスで働きたくて東京の仕事を辞め、 ...
私は「今が一番楽しい」って言い続けるよ
「ねぇ、いつが一番楽しかった?」 ある夜、友人が私に問いかけた。 「今が一番楽しい」 少しの間もあけず、私はこう答える。 すると友人は不思議そうな顔をした後、 にっこりと笑った。 私はこの人の問いに、 何度同じ返答をしてきたんだろう。...
正直、自分との戦いは結構しんどい
いい天気。 下向いて泣いてばっかじゃ、もったいないね。 いつも思うけど、 正直、自分との戦いは結構しんどい。 誰かのせいにしたくなるのをグッとこらえて、 苦しみの先に良い展開が待ってるって 信じるしかないんだよね。 妥...
ぎこちなく、下手くそになる。
暖かい風が吹く午後。 不協和音に浸る渋谷を、目的もなく歩く。 たった10秒立ち止まっただけで、 たくさんの人が視界に映り込み、 数える間もなく消えていった。 一期一会なんてあったもんじゃない。 「だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いてい...
ひとつずつ、嘘を脱ぎ捨てていく
小さな違和感。小さなミス。小さな嘘。 全部、気づいた時には 取り返しのつかないことになってる。 「ちょっとぐらい大丈夫でしょ」 なんて。 能天気に思ってた私を 思いっきりぶん殴ってやりたい。 幼い頃に比べると、知識や経験は増え、 好...
凝り固まった思考を解す、5つのビデオ
思考が凝り固まると、 思い立ったようにvimeoを見る。 せっかくだから、今日は気に入ったものを 5個ほど残しておきたい。 世界ってこんな風にも切り取れるんだなぁ、なんて。 ふんわりした頭でぼーっと見るのがオススメ。 ...
短文「雨と矛盾」
[雨と矛盾] 呼吸が響く程の静寂。 湿り気のある澄んだ匂い。 灰色の空。 もうすぐ雨がやってくることを 世界の全てが告げている。 彼女は今日も、 窓辺に座って雨を待っているのだろうか。 雨が降ると外出を嫌がるくせに...
先日、5年間避け続けてきた父を許した。
ピンク色が綺麗に咲き誇るこの季節。 街には自然と上を向いて歩く人が増えてきた。 下を向いているより、そっちの方がずっといい。 一年中春だったら、世の中はもっと幸せで溢れるのかな …なんて。思わずにはいられないね。 豊島、片山邸にて 先日、...
そのうち行きたい場所たち
このところ、気になるお店が増えてきました。 行ったことのないお店、 一度だけ行ったけどもう一度行きたいお店を ちょうど半分ずつぐらい。 メモがてらここに書いてみようと思います。 まずは一つ目、 音と言葉 HADEN BOOKS 南青山にあるブ...
それから私は、良い意味で自分を信用しなくなった
紺色に染まった空の下、 ゆっくりゆっくり坂道を登っていく。 今日の夕飯は鯖の味噌煮だと、 朝玄関先で母が言っていた。 きっと家に着く頃にはごはんが炊き上がっていて、 しばらくしたらお腹を空かせた弟が帰ってくる。 そうしたらもうご飯の時間だ。 ...
短文『ある男の話』
男はその場所で、ただ呆然と視界に映る景色を見ていた。感情は特にない。今の彼は、被写体に必死にピントを合わせるカメラに似ている。電源が入るのは10分に1回。駅に電車が到着すると、自動的に動き始めた。 この駅はそんなに大きな駅ではない。通勤ラッシュの時だけ臨時で停車する...
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