美しさに触れるための読書2


久しぶりに『美しさに触れるための読書』について
書いてみようと思う。


前にこのブログでも書いたけど、
私にとっての「読書」には3種類ある。


1つ目は、知識を得るための読書
2つ目は、非現実を楽しむための読書
そして3つ目は、美しさに触れるための読


もっと簡単に説明してしまえば、
1つ目はノンフィクション、2つ目はフィクション、
で、3つ目は「ことばと感覚の吸収作業

自分の感性を豊かにするための読書、ということだ。


ちなみに、以前書いた記事はこちら。
『美しさに触れるための読書』



今回は、ここ最近に読んで
ことばがとても綺麗だなぁと思った本を数冊紹介しようと思う。

もし知っている本があれば、うれしいなぁなんて(笑)


では、早速1冊目。
松浦弥太郎著


『暮らしの手帖』の編集長さんによる
”人との心地よいつきあい方”が書かれた本。

物も時間も気持ちも素敵な贈り物になるってことが、
優しい文体で綴られています。

ありきたりな日常をほんの少しあたたかくしてくれるような…
そんな気持ちやふるまいのヒントが見つかるかも。


続いて2冊目。
永井一正著


「ともちゃんにプレゼントしたいと思ったの!」と、
友人に何の前触れもなく唐突にプレゼントされた本(笑)
短い詩と独特な絵がセットで書かれていて、
めくるたびに違うページが自分の心にすっと滑り込んでくるから不思議。

ちなみに、今1か月ぶりに本を開いた私に一番響いてきたのはこれ。

”魂の鏡を磨いていないと、そこには本物は映ってこない”

前はちっともひっかかってこなかったのに、
今の私にはどうやらこの詩が意味を持つらしい。



では、3冊目。
枡野俊明著


代官山蔦屋で見かけてからずっと気になっていて、
最近ようやく手にいれた本。

”「共生」とは仏教用語で、「ともいき」と読みます。
「自然も人間も同等な位置づけですから、
お互いに協力し、お互いがお互いを生かす環境を作り、守りましょう」
という意味です。” 
(文中より)

古き良き日本文化が好きな人には特にオススメ。



続いて、4冊目。
斉藤孝選・訳


『星の王子さま』で有名なサン=テグジュペリのたくさんの作品から
斉藤孝さんが選び出したことばがたくさん詰まっています。

”砂漠が輝いているのは、どこかに井戸を隠しているからなんだ。”

”本当の贅沢というものは、たったひとつしかない。
それは人間関係に恵まれることだ。”

私は『星の王子さま』しか彼の作品を読んだことがないけど、
いつか絶対、原著フランス語で触れてみたいなぁ。



そして、最後はこれ。
谷川俊太郎 with friends著


前のブログ記事でも紹介したこの本。
一読した時あまりにも好きだったから、ついに買っちゃった。

谷川俊太郎さんの『生きる』という詩からつながっていった、
いろんな人の「生きる」が綴られています。

どの詩も本当に素敵で素敵で…
でもあえていうなら、今の私が一番好きなのはこれ。

”「さよなら」じゃなくて「またね」と言って別れること”




今回はあえてことばに重きを置いた本ばかり。
全部で5冊、紹介してみた。

よく考えてみたら、
最近「知識を得るための読書」「美しさに触れるための読書」はしてるけど
「非現実を楽しむための読書」をしてないかも…

何か面白い小説があったら是非教えてください(笑)



なんだかもう夏みたいな日が続いてますね。
周りで体調を崩してる友達が多いので、
皆様もどうかお気をつけ下さい。

では。


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