もっと空白を愛せたらいいのに。




いつの間にか、20歳になってた。




2014年1月18日。
見慣れた時計の針が12時を過ぎた瞬間、
急にお酒が飲めるようになってた。
一瞬の出来事。たった一秒間の越境。
何のドキドキもなかった。

11月11日11時11分11秒はあんなにドキドキして時計を凝視してたのに…
なんで同じ1秒でもこうも違うんだろう、なんて。
よく分からないことを考えてたら
あっという間に午前0時5分になってた。
本当にあっという間。


でもこうやって少しずつ少しずつ進んでいく針も
12時間経てば同じ場所に戻ってくる。
それも皮肉な話。
限界なくどこまでも回り続けるなんて夢みたいな現実に
私は毎日毎日振り回されながら生きてる。
10分刻みに時計を見てしまう自分がちょっとバカみたい。

山手線もメリーゴーランドも好きなのだけどね。
本当はもっと空白を愛せたらいいのに。

チェコ・プラハ市内の時計

それにしても
どうして1年の時計って見たことないんだろう。
どうして10年の時計って見たことないんだろう。

もし、自分の寿命が1つの円を描いた時計があったら
1年に1回、誕生日にしか動かない時計に
私は何を感じるんだろう。

あと何%残ってる、って思うのか。
それとも、もう何%しか残ってないって思うのかな。
でも、せっかくなら、
もう何%も生きてきたって自信もって言える人になりたいな。
進んできた時計を見て、いろんなことを思い出したい。

…ちょっと綺麗ごとすぎるかな。
もしお気を悪くしてしまった方がいたらごめんなさい。

チェコ・プラハ城

最近人に言われて、ようやく自分が右脳よりな人間だってことに気づいた。
文章を書くときは勢いに従ってしまうことが多くて
いつも書いている間に自分が思ってることや考えてることが見えてくる。

たぶん今は「 時間」とか「空白」とか書いてるあたり、
きっと何かに焦ってるんだと思う。
勝手に追われてる気になってるんだろうなぁ。
本当は背後になんて何もいないのに。

よく「タスクに追われる」とか言うけど、
それも言い換えれば「〆切が待ってる」だけでしょう。
そう思ったら、私を待ってる〆切のために
もうひと頑張りしてもいいかなって気になってくる。

考え方をちょっと変えるだけで、
結構余白って生まれるもの。
あとはそれを愛するだけ。
ま、これが一癖あるのだけど(笑)



最後に、余談。

先日ブログにあげた
思ってた以上の方に読んでいただいてるみたいで
嬉しいやら。恥ずかしいやら。
実は授業内でSA賞たるものもいただいて、
「結果」が出てきたことにビックリしてる。
本当にその時頭に浮かんだことをそのまま書いただけだったから…

何人かの人に感想もいただいて
本当に嬉しい限り。
また気が向いたら書いてみようかな、なんて。
調子乗ったことも思ってたり。



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