美しさに触れるための読書4


私にとっての読書は3種類ある。

1つ目は、知識を得るための読書
2つ目は、非現実を楽しむための読書
そして3つ目は、美しさに触れるための読

もっと簡単に説明してしまえば、
1つ目はノンフィクション、2つ目はフィクション、
で、3つ目は「ことばと感覚の吸収作業
自分の感性を豊かにするための読書、ということだ。


さて、『美しさに触れるための読書』もついに第4弾。
今回も記録と紹介の意味を込めて
ここに何冊か書き連ねてみようと思う。

ちなみに、以前書いた記事はこちら。





今回は小説まで雑誌までいろいろ。
では、まず1冊目。

よしもとばなな著

この作品に出会って、
よしもとばななさんが好きになった。

哀しい記憶を抱えながらも、
過去へつながる糸を少しずつたぐり寄せて行く主人公。
感動とも少し違う、独特な浮遊感を味わえる、
なんとも不思議な物語です。


続いて、2冊目はこちら。



札幌で開催中の「札幌国際芸術祭2014」
期間は2014年7月19日〜9月28日まで。
アート好きとしては、見に行くしかないですね(笑)

同類の皆様には、是非おススメしたい1冊です。
詳細を知りたい方はこちらをご覧あれ!


3冊目はこちら。

谷川俊太郎著
松本大洋 絵

詩人の谷川俊太郎さんが一夜で書き上げた物語に
漫画家の松本大洋さんが2年をかけて絵を添えた、話題の1冊。
20歳の誕生日に友人から頂きました。

「死」とは何か。
全ての生物に対峙する深いテーマは、
読者に「生」の意味を直接的に問いかけてきます。
”この先何度も何度も読み返したい”
そう思える絵本です。


続いて、松本大洋さんつながりで1冊&DVDをご紹介。

この作品、世界観も物語も本当に素晴らしい。
原作は、松本大洋さん。
アニメは「スタジオ4℃」が制作しています。
嵐の二宮和也さんが声優を務めたことでも話題になりました。

簡単に言うと、
主人公のシロとクロが宝町で暴れる話。
でも暴力的な表現の中には
愛情やもろさみたいなものが隠れているような気がします。

二人一緒じゃないと見つからない。

最近また見て、考えさせられました。
マンガもあるみたいなので、是非読んでみてください^^
よくヴィレッジヴァンガードに売ってます(笑)


では、最後の1冊です。


Thomas Keneally著

高校生の時、授業の題材になった作品で、
最近とあるきっかけで読み返しました。
ご存知の方も多いでしょう。映画にもなりました。
ユダヤ人迫害がテーマのお話です。

人間の醜さに覆い尽くされた真っ黒な世界。
微かに灯る希望。
「正しさ」とはいったい何なのか。
「美しさ」とはいったい何なのか。
読み終わった後も何度も考えさせられています。



「美しさに触れるための読書4」はこれで終わり。
もうすぐ夏休みが始まるのかぁ。
今年は去年以上に日本のいろんな所に行く予定。
高知ももちろん、また行くよ(笑)

暑いですから、皆さま体調にはお気をつけて^^


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