最近、あまりシャッターを切らなくなりました







秋、あき
 
 澄んだ風が流れ
遠くの景色が少しずつ染まって行く

綺麗な青空の日は山に登りたくなる
そんな季節







1年前の記憶

カメラを天に向けると
葉脈の様子がはっきと見えた

燃えているような赤
クレヨンで塗ったような黄色
枝はいつもより骨骨しかった

あの時に比べて
カメラを構える機会は随分減った

”シャッターを切るよりも
自分の目に焼き付けたい”

そう思うようになったのだ

写真がなければ、
きっと私はもう一度その場所へ行く
「あの」景色を見に…

趣味はカメラとか言ってるのに
変な話だよね


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