こんなに好きになっちゃった。


高知県西南部・幡多郡の魅力をたっぷり詰めこんだ冊子、
「ザ・ハタカラ コレクションズ」がついに完成した…!

初めて自分が編集長とデザイナーを務めた出版物。
9人の仲間とたくさんの方と共に作り上げた。
表紙イラストからページデザインまでやらせていただいたから、
出来上がって今自分の手元にあることが本当に嬉しい。

「ザ・ハタカラ コレクションズ」


全20Pで、旅行者目線のエッセイが集録されている。
決してただのパンフレットではない。

大学2年生の夏休み半分をかけて本気でつくった。
ちょっぴり恥ずかしいけど、知人・友人にも渡させてもらってる。
この冊子が出来上がるまで、
本当にたくさんの方が私たちを支えてくださった。

中はこんな感じ

全てのはじまりは高知県幡多郡で行われた大学生インターン
6泊7日宿泊型インターンで、関東の大学生10人が幡多に集まった。
時期は8月上旬。
ちょうど四万十市が日本最高気温がたたき出した頃だった。

私たちに与えられたミッションはいたってシンプル。
「7日間で幡多の魅力を見つけ、情報発信をすること」

もともとマスコミ・情報発信に興味がある、という共通点で集められた私たちは
自分たちに「はためーきーず」というチーム名をつけ
7日間自由に幡多を歩き回った。

刺すような暑さの中、どうして毎日元気に自転車を漕いでいられたのか…
今となっては信じられない。
思い返しても、とにかく暑かった。

「ともよの幡多ぶらり旅。」

四万十川、沈下箸の上で

気づけば幡多のトリコになっていた。
でも時間が経つほどに、私の記憶はどんどんと常套句に置き換えられていく。
あんなに素晴らしかった浜も、
友達に話すと「美しい浜」になってしまうのがひどくもどかしかった。

伝えたい魅力はそんなことばじゃない。

自分の記憶力の悪さと下手な語りが嫌になった。
欲しいのは常套句じゃなく、オリジナルなことば。

なら、「伝える」ために私に何の努力ができるだろう?
そう考えた時に出てきたのが「冊子をつくる」というアイデアだった。

私にできる、唯一の努力。
それしかないと思った。

浜になびくハタ

こうして、他メンバー9人と大人たちを巻き込んだ冊子づくりがスタートがした。
中心となっていたのは、私と副編集長の女の子、
そしてインターンを見守ってくださっていた広告代理店の方の3人。
他メンバー8人には文章のライターをお願いした。

もちろん言うまでもなく波瀾万丈。火事場の馬鹿力的な日々だった。
なぜって私は言い出しっぺの癖に、それまで冊子をつくった経験も
イラレでイラストを描いた経験もろくになかったから…。

大量に送られてくるメール、他メンバーの文章の添削、
デザインの修正、自分の文章の作成。などなど

やっぱり予想していたより何倍も大変で、
〆切前は1日16時間パソコンに向かって1週間作業をし続けていた。

電話履歴を遡ると、そこには副編集長と広告代理店の方の名前しかない。
入稿直前に副編集長と「付き合い立てのバカップルみたい(笑)」と笑っていた。

土佐清水市・大岐の浜

時間が出来ると、無意識に一眼の写真を眺めている私がいる。

波の音、暑い日差し、おいしい食べ物、優しい人たち。
それらが脳裏に蘇る度に幡多での日々が恋しくなる。

たった7日間しかいなかったのに。
こんなに好きになっちゃった。

戻りたいなぁ、なんて。
過去にあまりこだわりのない私が本気で思ってる。
冊子が刷り上がった瞬間、急に夏が終わったような気がして、
なんだか淋しくてしょうがない。

またみんなで幡多に行きたい。
そうしてまた、みんなで足摺岬の満点の星を眺められたら
そんなに幸せなことは他にないと思う。

竜串・見残し

最後はお礼で終わろうと思う。

この冊子をつくるための費用を確保してくださった幡多の方、
無理なスケジュールを快く了承してくださった印刷会社の方、
私のデザインの細かいミスを直してくだったプロデザイナーさん、
応援してくださった幡多で出逢った皆さん、

この冊子の編集のためにインターンを休ませてくださったココナラの皆さん、
缶詰状態の私をいい具合にほっといてくれた家族、
入稿直前、楽しみにしていた札幌旅行をキャンセルすることを許してくれた友人たち、


深夜まで文章を書いてくれた、はためーきーずのみんな、
大量の文章整理やメンバーとの細かな連絡を最後までやりきってくれた副編集長、
お忙しい中、ありえない時間帯まで付き合ってくれた広告代理店の方、

そして冊子を既に受け取ってくださった皆さま、
本当に本当にありがとうございました。

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