だから私はゆっくりと走り出すことにした。



偶然とは恐ろしいもので、
最近点と点が線で結ばれる瞬間というものがとても多い気がする。

点といっても、ものだったり興味だったり人だったり本当に様々。
全然違う場所で会った人がまた全然違う場所で会った人と知り合いだったり、
なんとなくバラバラなジャンルに向いていると思っていた興味が
実は一貫性を持っていたり…

今まで打ってきたたくさんの点が「ぴきっ!」と繋がるたびに
私の心臓は飛び上がる。




最近、空気が温かくなってきた。
「春だなぁ」なんて思いながら、
電車の窓から見える景色をぼーっと眺めたりしている。

もうすぐ大学2年生になるなんて、少し不思議。
この1年間は短かったか長かったかと聞かれたら、
私は長かったような気がするけど…
それでも今から1年前の自分を探すたびに
ちょっとだけ自分が疑わしくなる。

私はいい変わり方をできているのかなぁ、と。

もちろん、正解も不正解もないことは分かってるし、
きっと人生という大きなスパンで見たら
間違いなんて1つもないのだろうとまで思っている。

ネガティブなこともポジティブなことも
社会的に良いことも悪いことも、
きっと全部が私という存在の糧になる。
もちろんそれを「良い糧」にするには自分自身が頑張るしかないのだけれど、
努力の仕様はいくらだってあると信じてる。


でも、それでも、
やはり自分の変化に時々自信が持てなくなる。


大学1年生という1年間で私が得たもっとも大きなもの、それは「自信」。
最近は自分の考えややっていることに自信が持てるようになってきた。

でもその自信は本当に「自信」なのだろうか?

実はただの「過信」「傲慢」なのではないかと時々恐くなる。
私が相手にかけたことばは本当に相手のためのことばなのか。
私のためだけのことばにはなっていないだろうか、と。


自己開示が苦手だった理由も実はここにある。
昨夏までの私は自分の経験や考えを「相手が伝えてほしいと思っているかどうか」という
1軸でしか捉えていなかった。
そう考えたら自分の話なんてほとんどできないのは当たり前。


でもこの1年で私はその考え方の貧しさにやっと気づいた。
だから今は相手と話すときにもう1つ、
「自分が伝えたいかどうか」という軸を持つようにしてる。


私にとっては大きな変化。
嬉しいけど、少しだけ恐い変化だ。




大学2年生という時間をどのように過ごすか。
実はもうある程度計画はできている。
そのためにこのブログの形も少しだけ変えた。

そのうち「First*」に書こうと思っているのだけど、
ざっくり何をしようとしているかというと、
出逢った人に「手紙」を書こうと思ってる。

これだけじゃきっと分からないと思うから、詳しいことはまた今度(笑)

ただ言い過ぎかもしれないけど、ちゃんと個人プロジェクトとしてやるつもり。
「相手が伝えてほしいと思っているかどうか」という軸を
満たせるかなんて分からないけど、
「自分が伝えたいかどうか」という軸は満たせる自信がある。

だから私はゆっくりと走り出すことにした。

快調に進むかもしれないし、息切れしてしまうかもしれないし、
どこかで転んでしまうかもしれない。
でも不思議と恐くはない。

またきっとこの点もどこかの点とつながっていくんじゃないかなぁ、
なんて根拠のない自信が今の私には確かにあるのだ。



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